ChatGPTとGoogleカレンダーを連携する方法 — できること・できないこと・連携できないときの対処【2026年】
読了目安 約10分吉岡朝日(株式会社ASRISE)
💡 複数のGoogle/Outlookカレンダーの「予定あり」自動同期はタバカレ(無料プランあり)で試せます。
結論: ChatGPTはGoogleカレンダーの予定を読んで、追加・変更・削除までできる
2026年10月時点のChatGPTには、Googleカレンダーとつなぐ公式の連携機能があります。名前は何度か変わっていて、2025年8月の登場時は「コネクタ」、2025年12月に「アプリ」、2026年7月からは「プラグイン」と呼ばれています。以前につないだ連携は、名前が変わってもそのまま使えます。
OpenAIの公式ページでは、Googleカレンダーのプラグインでできることを「1日の要約、空き時間の確認、カレンダーの一覧、予定の作成・変更・削除」と説明しています。読むだけでなく、ChatGPTに頼んで予定を入れることもできます。
| やりたいこと | ChatGPT(Googleカレンダーのプラグイン) |
|---|---|
| 今日・今週の予定を要約してもらう | できる |
| 空いている時間を探してもらう | できる |
| 予定を追加・変更・削除してもらう | できる(実行前に確認が出る設定が選べる) |
| 仕事用と個人用など、複数のGoogleアカウントをまとめて見る | できる(2026年8月から) |
| OutlookやTimeTreeの予定もまとめて見る | Outlookは別のプラグインで可。TimeTreeは公式のプラグインなし |
| 相手から見たあなたの空き時間を揃える | できない(ChatGPTの画面で答えるだけ) |
OpenAIのヘルプとプラグインのページ(2026年10月8日に確認)をもとに作成
ChatGPTとGoogleカレンダーを連携する手順
OpenAIのヘルプにある手順は次のとおりです。古いiPhone・Androidのアプリでは「プラグイン」ではなく「アプリ」と表示されることがあります。
1. ChatGPTの [設定] → [プラグイン] を開き、Googleカレンダーを選びます。2. [プラグインをインストール] を押します。3. [接続] を押し、Googleアカウントでサインインします。4. Googleの画面で、求められた権限を確認して許可します。
サイドバーの「プラグイン」から探すこともできます。つないだあとは、会話の中で「@」や「+」から呼び出せます。
Googleの権限画面で一部の項目だけにチェックを入れると、「ChatGPTには要求されたすべての権限が必要です」と表示されて接続できません。その場合は [再試行] を押し、Google側で [すべて選択] にしてください。
予定の追加・変更は、確認してから実行される
ChatGPTに予定の追加や削除を頼んだとき、勝手に実行されては困ります。ChatGPTには、プラグインごとに確認の出し方を選ぶ設定があります。選択肢は [常に確認]、[読み取りアクションを許可](読むだけなら確認なし、変更の前には確認)、[低リスクのアクションを許可]、[すべてのアクションを許可] の4つです。
確認の画面では、[拒否] [今回のみ許可] [常に許可] などを選べます。まずは「読み取りアクションを許可」にしておき、予定を変える操作だけ毎回確認するのが安全です。
複数のGoogleアカウントをつなぐ
2026年8月28日から、Googleカレンダー・Gmail・Googleの連絡先で、複数のアカウントを1つのChatGPTにつなげるようになりました。OpenAIのリリースノートには「個人用と仕事用のアカウントを同じ会話で扱える」「1日の予定を立てるとき、カレンダーをまとめて確認するよう頼める」とあります。
手順は [設定] → [プラグイン] → Googleカレンダー → [接続済みアカウント] → [別のアカウントを接続] です。意図しないアカウントの予定を見てしまうときは、「仕事用のアカウントで」のように、頼むときにアカウントを指定するよう案内されています。
ただし、アカウントごとに接続と権限の設定が別々になる点には注意が必要です。1つのアカウントをつなぎ直しても、他のアカウントは自動では更新されません。
連携できない・うまく動かないときの原因
会社のChatGPTで管理者が止めている。 ChatGPT BusinessやEnterpriseでは、管理者がプラグインを無効にしていると「管理者により無効化されています」と表示されます。ChatGPT Businessでは、予定の作成などの書き込みは、管理者が有効にするまでオフになっています。
会社のGoogle Workspaceで許可されていない。 Google Workspaceの管理者は、管理コンソールの「セキュリティ」→「アクセスとデータ管理」→「APIの制御」で、外部のアプリがGoogleのデータにアクセスできるかを決められます。ChatGPTが許可されていないと、仕事用のGoogleアカウントはつなげません。社内のIT担当に確認してください。
Googleの権限を一部しか許可していない。 上の手順のとおり、[再試行] から [すべて選択] でつなぎ直します。
プランや地域、使っている画面が対象外。 OpenAIのヘルプは、使えるかどうかは「プラン、地域、ワークスペース」によって異なるとしています。無料版とGoでGoogleカレンダーのプラグインを使えるかは、2026年10月時点の公式ヘルプでは明記されていません。料金ページでは、無料版のプラグインは「上限あり」となっています。
カレンダーのデータはどう扱われるか
OpenAIのヘルプでは、つないだGoogleアプリのデータは、「すべてのユーザー向けにモデルを改善する」の設定がオンでも、汎用モデルの学習には使わないとしています。例外は、フィードバックを送った会話、自分で貼り付けたりアップロードしたりしたデータ、ChatGPTの回答に含まれたデータです。
連携をやめるときは、[設定] → [プラグイン] → Googleカレンダー → [接続済みアカウント] の「…」から [接続解除] を選びます。接続を解除しても、過去の会話やメモリは自動では消えないので、必要なら別に削除してください。
会社の予定をAIに渡すこと自体が社内ルールで問題になる場合もあります。予定のタイトルを渡さずに、空き時間だけをAIに扱わせる方法を後半で紹介します。
そのまま使えるプロンプト例
Googleカレンダーをつないだあと、ChatGPTに次のように頼めます。日付や時間帯は自分に合わせて変えてください。
予定の確認: 「今日の予定を時間順にまとめて。会議の合間に30分以上空いている時間も教えて」
日程調整の候補: 「来週の平日10時〜18時で、1時間空いている枠を3つ出して。取引先に送るメール文にして」
予定の追加: 「金曜の15時から1時間、『資料作成』で予定を入れて」(確認が出たら内容を見て許可します)
週の振り返り: 「先週の予定を、会議・作業・移動に分けて合計時間を出して」
複数アカウント: 「仕事用と個人用のカレンダーを両方見て、来週の夜で空いている日を教えて」
Gemini・Claudeとの違い
GoogleのGeminiもGoogleカレンダーとつなげられます。Googleのヘルプでは、予定の作成・検索・編集・キャンセルができ、予備のカレンダーや共有カレンダーにも対応しています。一方で、予定に他の人を招待すること、既存の予定に場所や説明を追加・更新することはできないと書かれています。使うには「アクティビティの保存」をオンにし、Geminiの [設定] → [アプリ連携] でつなぎます。仕事用のアカウントでは、管理者がアプリ連携を有効にしている必要があります。
AnthropicのClaudeにもGoogleカレンダーのコネクタがあります。ただし、予定の作成・変更ができるかについて、2026年10月時点ではClaudeの公式ページ同士で説明が食い違っています。使う前に、Claudeの最新のヘルプを確認してください。
Outlookを使っている場合は、ChatGPTの「Outlook Calendar」プラグインで、予定と空き時間の読み取りや検索ができます。
Google・Outlook・TimeTreeをまとめてAIに扱わせるなら
ChatGPTのGoogleカレンダーのプラグインは、Googleカレンダーの予定を読むためのものです。会社はOutlook、家族の予定はTimeTree、副業はGoogle、のようにカレンダーが分かれていると、プラグインを別々につないで、頼むたびにどれを見るか指定することになります。TimeTreeには公式のプラグインがありません。
また、ChatGPTが答えるのはChatGPTの画面の中だけです。会社の同僚がOutlookであなたの空き時間を見ても、Googleに入れた個人の予定は空いているように見えたままです。ダブルブッキングを防ぐには、各カレンダーそのものに予定を入れておく必要があります。
タバカレは、複数のGoogleカレンダー・Outlook・TimeTree(ICSで読み込み)などをつなぎ、それぞれの予定を中身なしの「予定あり」として他のカレンダーに自動で書き込むサービスです。さらに、ChatGPTやClaudeにタバカレをコネクタとして追加すると、1つの接続で、つないだすべてのカレンダーをまとめた空き時間や予定を扱えます。AIに頼んで押さえた予定も、ほかのカレンダーに「予定あり」として反映されます。予約ページのURLを聞いたり、入った予約を確認したりもできます。
AIに渡す情報は、既定では「予定あり」と時間だけです。予定のタイトルも渡すかどうかは、本人が設定で選べます。会社の予定の中身をAIに渡したくない人でも、空き時間の確認や日程調整に使えます。
タバカレのAIとの連携は、プレミアムプラン(月780円)の機能です。つなぎ方は、タバカレの設定画面の「AIとの連携」に載せています。ChatGPTではウェブ版の「Add custom MCP server」、Claudeでは「カスタムコネクタを追加」から、https://tabakare.app/mcp を追加します。ChatGPTで自作のコネクタを追加できるかは、プランや会社のワークスペースの設定によって異なります。
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よくある質問
Q. ChatGPTとGoogleカレンダーの連携は無料で使えますか? 2026年10月時点の公式ヘルプでは、無料版とGoでGoogleカレンダーのプラグインを使えるかは明記されていません。料金ページでは、無料版のプラグインは「上限あり」とされています。確実に使いたい場合は、Plus以上のプランを検討してください。
Q. ChatGPTで予定を登録(追加)できますか? できます。Googleカレンダーのプラグインは、予定の作成・変更・削除に対応しています。確認の設定を「常に確認」や「読み取りアクションを許可」にしておけば、実行前に内容を確認できます。
Q. iPhoneのChatGPTアプリでも使えますか? つないだプラグインはアプリからも使えますが、古いアプリでは「プラグイン」が「アプリ」と表示されることがあります。見つからない場合は、アプリを最新版に更新してください。
Q. ChatGPTの「スケジュール済み」(旧タスク)はGoogleカレンダーに予定を入れますか? 「スケジュール済み」は、決まった時間にChatGPTに作業をさせる機能です。Googleカレンダーへ予定を登録する機能として公式に説明されているわけではありません。予定を入れたいときは、Googleカレンダーのプラグインに頼んでください。
Q. 会社のGoogleアカウントがつなげません。 会社のGoogle Workspaceで、管理者がChatGPTのアクセスを許可していない可能性があります。社内のIT担当に確認してください。会社の予定の中身を外部のAIに渡せない場合は、予定のタイトルを渡さない設定の連携を選ぶのも一つの方法です。
まとめ
ChatGPTは、Googleカレンダーのプラグインをつなぐと、予定の確認から追加・変更・削除までできます。2026年8月からは複数のGoogleアカウントもまとめて扱えます。会社の設定で連携できないことがあるので、仕事用のアカウントは管理者に確認してください。Google以外のカレンダーもまとめて扱いたい場合や、AIに予定の中身を渡したくない場合は、カレンダーを束ねてからAIにつなぐ方法が向いています。
内容は2026年10月8日時点のOpenAI・Google・Anthropicの公式ヘルプに基づいています。AIの機能は更新が速いため、画面の名称や対応プランは変わることがあります。