Spir・TimeRex・Jicooを比較 — 料金・機能・カレンダー同期の違い【2026年10月】

読了目安 約6分吉岡朝日(株式会社ASRISE)

💡 複数のGoogle/Outlookカレンダーの「予定あり」自動同期はタバカレ(無料プランあり)で試せます。

結論: 選ぶ基準は「チームで受け付けるか」と「カレンダーがいくつあるか」

Spir・TimeRex・Jicooはどれも、予約ページ(日程調整URL)で相手に空き時間を選んでもらうツールです。違いが出るのは、チームでの調整機能、つなげるカレンダーの数、有料プランの価格です。

もう1つ大事なのは、3つとも「複数のカレンダーを読んで空き時間を判定し、確定した予約を1つのカレンダーに入れる」仕組みだという点です。カレンダー同士でお互いに「予定あり」を書き込む機能は、3つとも公式サイトでは確認できませんでした。そのため、予約リンクを通らずに入る予定(同僚が会社のカレンダーを見て直接入れる会議など)によるダブルブッキングは防げません。

こんな人に向いているもの
営業・採用など、チームで予約を受けて担当を割り振りたいSpir(Team)・TimeRex(ベーシック以上)・Jicoo(Team以上)
SalesforceやHubSpotと連携したいTimeRex
予約時に決済(Stripe)を受け付けたいJicoo
会社・副業・個人など、自分のカレンダーが3つ以上あるカレンダー同期(タバカレ)+必要なら日程調整ツール
予約リンクの外で入る会議のダブルブッキングを防ぎたいカレンダー同期(タバカレ)

料金とつなげるカレンダーの比較

2026年10月7日に各社の公式サイトで確認した内容です。料金は改定されることがあるため、申し込む前に公式の料金ページ(Spir・TimeRex・Jicoo)を確認してください。

3ツールの有料プランは1人あたりの価格で、料金ページの表記は税抜です(Jicooは特定商取引法の表示では税込表記になっており、公式の中で表記が分かれています)。

SpirTimeRexJicooタバカレ
無料プランあり(利用は2人まで・空き時間リンク3個まで。登録後30日は全機能)あり(調整カレンダー・調整回数は無制限)あり(予約ページ数・予約数は無制限)あり(Googleカレンダー2つまで)
有料プランTeam 月1,500円/人(年払いで月1,200円)ベーシック 月900円(年払いで月750円)/プレミアム 月1,500円(年払いで月1,250円)Team 月1,200円/Business 月1,600円(年払いで20%割引)ベーシック 月350円(税込)/プレミアム 月780円(税込)
つなげるカレンダーGoogle・OutlookGoogle・MicrosoftGoogle・Microsoft 365/Outlook・iCloudGoogle・Outlook・ICS・GAS連携
つなげる数複数(上限は公式で未確認)アカウント2個まで(全プラン共通)無料3個・Team以上6個無料はGoogle2つ・ベーシック以上は無制限
他のカレンダーへ「予定あり」を書き込む公式で確認できず公式で確認できず公式で確認できずあり(本体の機能)

表: 各社公式サイトの料金・ヘルプページより(2026年10月7日確認)。「公式で確認できず」は機能がないと断定するものではありません

予約ページの機能の比較

予約ページまわりの機能は、3ツールとも無料プランで基本が使え、細かい調整は有料プランという作りです。オンライン会議のURL(Zoom・Google Meet・Teams)の自動発行は、3ツールとも全プランで使えます。

SpirTimeRexJicooタバカレ
質問フォームの追加Team以上プレミアムのみTeam以上ベーシック以上(5問まで)
相手が所要時間を選ぶ公式で未確認公式で未確認Team以上ベーシック以上(4つまで)
前日のリマインドメール全プラン(文面・時刻の変更はTeam以上)全プラン(文面・時刻の設定は有料)全プラン(カスタマイズはTeam以上)全プラン(予約受付はベーシック以上)
複数人での調整全プラン(均等割当・代理調整はTeam以上)無料は2人まで・割当はベーシック以上Team以上なし(個人向け)
デザイン・ロゴ公式で未確認ロゴ非表示・色変更はプレミアムデザイン変更・ブランド非表示はTeam以上タイトル・アイコンはベーシック以上

表: 各社公式サイトより(2026年10月7日確認)

3つのツールの特徴

Spir(株式会社Spir)は、法人チーム・営業・採用向けの機能が厚いツールです。会議室の自動予約や条件分岐のあるフォームなど、組織で予約を受ける仕組みが揃っています。複数のカレンダーを空き時間の判定に使い、確定した予定はメインカレンダーに登録されます。

TimeRex(ミクステンド株式会社)は、無料プランで使える範囲が広く、SalesforceやHubSpotとの連携、Google広告の計測など、営業・マーケティング向けの連携が強みです。つなげるアカウントはプランにかかわらず2個までで、公式ヘルプでは、空き時間の判定に使うカレンダーと予定を登録するカレンダーが別だと二重予約の原因になると注意しています。

Jicoo(ジクー株式会社)は、個人から法人まで使える幅の広さと、Stripe決済・AIによる議事録・iCloudカレンダーへの対応が特徴です。無料プランでもカレンダーを3つまで空き時間の判定に使えます。

日程調整ツールでは防げないダブルブッキングがある

日程調整ツールは「そのツールの予約リンクを通るやり取り」については、つないだカレンダーをもとに空き時間を正しく判定します。

しかし、予約リンクの外で入る予定までは制御できません。会社の同僚があなたのWorkspaceカレンダーを見て直接会議を入れるとき、同僚が見ているのは会社のカレンダーだけです。そこに副業や個人の予定は映っていないため、「カレンダー上は空いているのに実際は埋まっている」時間に会議が入ります。

これを防ぐには、どのカレンダーを直接見られても空き時間が正しいように、カレンダー同士で「予定あり」を書き込み合う必要があります。仕組みは複数カレンダーの一元管理おすすめ比較で解説しています。

タバカレの位置づけ: カレンダー同期+個人向けの予約ページ

タバカレは「カレンダー同期」が本体です。会社・副業・個人のGoogle・Outlookカレンダーをつなぐと、どれかに予定が入るたびに、残りのカレンダーへ「予定あり」を自動で書き込みます(予定の中身はコピーしません)。その上に、すべてのカレンダーをまとめた空き時間で予約を受けられる予約ページがあります。

使い分けの目安は次のとおりです。チームで予約を受けて担当を割り振る・CRMとつなぐなら、Spir・TimeRex・Jicooのほうが向いています。自分のカレンダーが複数に分かれていて、予約リンクの外でもダブルブッキングを防ぎたいなら、タバカレが合っています。両方を使う場合も、タバカレがカレンダー自体に「予定あり」を書き込むので、日程調整ツールの空き時間の判定もより正確になります。

よくある質問

Q. SpirやTimeRexとタバカレは併用できますか? できます。タバカレはカレンダーに実際の予定(予定あり)を書き込むため、日程調整ツールから見てもその時間は埋まっていると判定されます。

Q. 日程調整ツールの「複数カレンダー接続」と何が違うのですか? 日程調整ツールの接続は、そのツールの中で空き時間を判定するために読むものです。タバカレはカレンダーそのものに書き込むので、カレンダーを直接見る同僚や、別の日程調整ツールにも効きます。

Q. 個人で使うならどれが安いですか? 有料プランで比べると、Spir・TimeRex・Jicooは1人あたり月750〜1,600円(税抜)、タバカレはベーシック月350円・プレミアム月780円(税込)です。チーム機能が要らず、複数カレンダーの整理と予約ページが目的なら、タバカレが最も安く始められます。

まとめ

Spir・TimeRex・Jicooは、チームで予約を受ける・CRMや決済とつなぐといった「予定を決めるやり取り」に強いツールです。一方で、カレンダー同士で予定を書き込み合う機能は確認できず、予約リンクの外で起きるダブルブッキングは守備範囲の外です。自分のカレンダーが複数あり、そこが悩みの根っこなら、まずタバカレで土台をそろえるのがおすすめです。Googleカレンダー2つまでなら無料で試せます。

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