TimeTree(タイムツリー)とGoogleカレンダーを同期する方法 — できること・できないこと【2026年】
読了目安 約9分吉岡朝日(株式会社ASRISE)
💡 TimeTreeとは直接つながりませんが、仕事と個人のGoogleカレンダーの間で「予定あり」を自動で入れ合う同期はタバカレ(無料プランあり)で試せます。
結論: 自動で同期できるのは「Google → TimeTree」の表示だけ
TimeTreeとGoogleカレンダーの連携は、向きによってできることが大きく違います。Googleカレンダーの予定をTimeTreeに表示することは公式の機能で自動的にできますが、TimeTreeの予定をGoogleカレンダーへ自動で書き込む方法は、2026年10月時点で公式には用意されていません。
TimeTreeの公式ヘルプも「TimeTreeカレンダーから標準カレンダーへの反映はできません」「1件ずつコピー操作をする必要があります」と案内しています。以下、やりたいことごとに手順と注意点をまとめます。
| やりたいこと | 方法 | 自動で更新 | パートナーに見える |
|---|---|---|---|
| Googleの予定を自分のTimeTreeに表示 | 外部カレンダーの表示(フィルター) | される | 見えない |
| Googleの予定をパートナーにも見せる | 外部カレンダーの予定をインポート | されない(都度インポート) | 見える |
| TimeTreeの予定をGoogleへ移す | 予定を1件ずつコピー | されない | — |
| TimeTreeとGoogleを双方向に自動同期 | 公式の方法はなし(API終了) | — | — |
表: TimeTree公式ヘルプの記載をもとに整理(2026年10月時点)。アプリの仕様は更新で変わることがあります
GoogleカレンダーをTimeTreeに表示する手順(iPhone・Android)
TimeTreeはGoogleカレンダーに直接つなぐのではなく、スマホの標準カレンダー(iPhoneの「カレンダー」アプリ、Androidのカレンダー)に同期されている予定を読み込んで表示します。そのため、先にスマホ側でGoogleカレンダーを同期しておく必要があります。
事前設定(iPhone): 設定アプリ →「カレンダー」→「アカウント」からGoogleアカウントを追加し、「カレンダー」をオンにします。Googleアカウント内の「他のカレンダー」(共有されたカレンダーなど)を表示したい場合は、Googleの同期設定ページ(calendar.google.com/calendar/syncselect)で、表示したいカレンダー名にチェックを入れます。
事前設定(Android): 端末の設定でGoogleアカウントの「カレンダー」の同期がオンになっていれば、標準カレンダーに予定が入ります。
TimeTreeでの操作: 画面下部の左下にあるカレンダーアイコンをタップ → 右上のトグルアイコン →「表示するフィルターを選択」→ 表示したいカレンダーをオンにして「保存」→ カレンダー上部のフィルターで表示したいカレンダーにチェックを入れます。iPhoneの標準カレンダーは「iCloud」という項目名で表示されます(メニューの名称や位置はアプリの更新で変わることがあります)。
この方法で表示した予定は自動で更新されます。一方で、カレンダーを共有しているパートナーには表示されません。また、外部カレンダーの予定にはメンバーの割り当て・コメント・写真の投稿ができません。
Googleの予定をパートナーにも見せたいとき
家族やパートナーとの共有カレンダーにGoogleの予定を載せたい場合は、TimeTreeの「外部カレンダーの予定をインポート」を使います。画面下部の左から2番目のリストアイコン →「カレンダーリスト」から共有カレンダーを選ぶ → 右上の□が4つ並んだアイコン →「外部カレンダーの予定をインポート」の順に進みます。
インポートした予定はパートナーにも表示されますが、自動では更新されません。Google側で予定を変えたら、そのたびにインポートし直す必要があります。タイトルが同じでも内容が違う予定は別の予定として重複して取り込まれるため、食い違いが出たらTimeTree側の古い予定を削除してください。
TimeTreeの予定をGoogleカレンダーへ移したいとき
TimeTreeからGoogleカレンダー(スマホの標準カレンダー)への自動反映はできません。公式に案内されている方法は、予定の詳細画面のメニューから1件ずつコピーする操作です。件数が少なければ、これが最も確実です。
まとめて移したい場合は、TimeTreeのWeb版で表示した月の予定をブックマークレットで取り出し、Google Apps Script(GAS)でGoogleカレンダーに登録する方法が有志によって公開されています。無料ですが毎回手動で実行する必要があり、繰り返し予定や招待者は移りません。GASの公開URLを他人に知られるとカレンダーを書き換えられるため、URLの管理にも注意が必要です。考え方と限界はGoogle Apps Scriptでカレンダー同期を自作する方法と、その限界にまとめています。
どちらも「一度移す」ための手段で、TimeTree側を後から変えても追従しません。仕事の会議を入れられたくない家族の予定は、最初から個人のGoogleカレンダーにも入れる運用にするのが、手間がいちばん少ない方法です。
TimeTreeのAPIは今どうなっているか
TimeTreeはかつて開発者向けの公開API「Connect App」を提供していましたが、2023年12月22日に終了しました。この終了でGoogle Homeとの連携や、開発者が独自に作っていた連携アプリも使えなくなっています。TimeTree本体のサービスは続いており、2026年10月時点で後継APIや再開の公式発表は見当たりません。
GitHubやnpmにはTimeTree API向けのライブラリが今も残っていますが、終了したAPIを呼ぶものなので動作しません。「TimeTree API」で見つかる実装記事も、ほとんどがAPI終了前(2023年以前)に書かれたものです。
公式APIがない以上、「TimeTreeと自動同期できる」とうたう外部ツールは、Web版の画面から予定を抜き出すなど非公式な手段に頼っています。ログイン情報を預ける形のものは、規約やアカウント保護の観点で慎重に判断してください。
OutlookのカレンダーをTimeTreeに表示できますか
TimeTreeが読み込むのはスマホの標準カレンダーなので、OutlookやMicrosoft 365のアカウントをスマホの標準カレンダーに追加して同期していれば、Googleカレンダーと同じ手順でTimeTreeに表示できます。逆方向(TimeTree → Outlook)はGoogleと同じく自動では反映できません。
会社のOutlookと個人のGoogleカレンダーの両方を使っている場合は、先に2つのカレンダーを同期しておくと、TimeTreeで1つを表示するだけで全体が見えるようになります。方法はOutlookとGoogleカレンダーを同期する方法で解説しています。
GoogleカレンダーがTimeTreeに表示されないときの確認点
1. スマホの標準カレンダーに予定が出ているか。 TimeTreeは標準カレンダーを読んでいるだけなので、標準カレンダーに出ていなければTimeTreeにも出ません。まずiPhoneの「カレンダー」アプリ(Androidは標準のカレンダー)で予定が見えるかを確かめてください。
2. Googleの同期設定でカレンダーにチェックが入っているか(iPhone)。 メイン以外のカレンダーは、calendar.google.com/calendar/syncselect でチェックを入れないとiPhoneに同期されません。
3. TimeTreeのフィルターでオンになっているか。 「表示するフィルターを選択」で対象のカレンダーをオンにし、保存したあと、カレンダー上部のフィルターにもチェックが入っているかを確認します。
4. TimeTreeにカレンダーへのアクセスを許可しているか。 スマホの設定でTimeTreeのカレンダーへのアクセスが許可されていないと、外部カレンダーを読み込めません。
よくある質問
Q. TimeTreeとGoogleカレンダーを完全に自動で双方向同期する方法はありますか? 2026年10月時点で、公式の方法はありません。Google → TimeTreeは自動で表示できますが、TimeTree → Googleは1件ずつのコピーか、手動で実行するGASでの転送だけです。
Q. TimeTreeのAPIは復活しますか? 公式から後継APIや再開の発表はありません。API前提の連携を今から設計するのはおすすめしません。
Q. 表示したGoogleの予定はパートナーにも見えますか? 「外部カレンダーの表示」で出した予定は自分にしか見えません。パートナーにも見せたい場合は「外部カレンダーの予定をインポート」を使いますが、自動では更新されません。
Q. タバカレはTimeTreeとつながりますか? つながりません。TimeTreeの公開APIが終了しているため、タバカレはTimeTreeの予定を読むことも書くこともできません。タバカレがつなぐのはGoogleカレンダーとOutlookで、TimeTreeとの間は、この記事で紹介したスマホの標準カレンダー経由の表示を使います。
Q. 複数のGoogleアカウントの予定をまとめてTimeTreeに出せますか? スマホの標準カレンダーに複数のGoogleアカウントを追加すれば、それぞれをTimeTreeのフィルターで表示できます。ただし、各アカウントの間で予定が共有されるわけではないため、会社のカレンダーから見ると個人の予定は空いているように見えます。アカウント同士で予定を「予定あり」として書き込み合うには、Googleカレンダーを複数アカウントで同期する方法を参考にしてください。
まとめ: 家族の共有はTimeTree、仕事のカレンダーの一元化は別の仕組みで
TimeTreeは家族・パートナーとの予定共有に強いアプリですが、Googleカレンダーとの連携は「Google → TimeTreeの表示」が中心です。仕事の会議を入れられたくない予定は個人のGoogleカレンダーに入れ、複数のGoogle・Outlookカレンダーの間の同期は別の仕組みに任せる、という役割分担が現実的です。
タバカレは、複数のGoogle・Outlookカレンダーの予定をお互いに「予定あり」として自動で書き込み、ダブルブッキングを防ぐサービスです。TimeTreeには接続しませんが、Googleカレンダー側をまとめておけば、TimeTreeで1つのカレンダーを表示するだけで全体の予定を確認できます。Googleカレンダー2つまでなら、Freeプランで無料で使えます。
会社のカレンダーに私用の予定を中身なしで入れる考え方は会社のカレンダーで予定をブロックする方法、Googleカレンダーの共有で中身を隠す設定はGoogleカレンダー「予定あり」の設定方法にまとめています。