TimeTreeとGoogleカレンダーを同期するには — 公式API終了後の現実解【2026年】

読了目安 約5吉岡朝日(株式会社ASRISE)

💡 複数のGoogle/Outlookカレンダーの「予定あり」自動同期はタバカレ(無料プランあり)で試せます。

TimeTreeのAPIは今どうなっているか(2026年9月時点)

TimeTreeはかつて開発者向けの公開API「Connect App」を提供していましたが、2023年12月22日をもって終了しました。この終了でGoogle Homeとの連携や、開発者が独自に作っていた連携アプリも使えなくなっています。TimeTree本体のサービスは継続しており、2026年9月時点で後継APIや再開の公式発表はありません。

GitHubやnpmにはTimeTree API向けのライブラリ(Python・Ruby・JavaScript)が今も残っていますが、いずれも終了した公式APIを呼ぶものなので現在は動作しません。「TimeTree API」で検索して見つかる実装記事も、API終了前(2023年以前)に書かれたものがほとんどです。

外部サービスがTimeTreeのカレンダーを直接読み書きする公式な手段は存在しないため、「TimeTreeと自動同期できる」とうたう外部ツールは、Web版の画面から予定を抜き出すなど非公式な手段に依存しています。ログイン情報を預ける形になるものは、規約やアカウント保護の観点で慎重に判断してください。

できること: GoogleカレンダーをTimeTreeに表示する(片方向)

TimeTreeには、端末(iPhone・Android)のカレンダーに登録された予定をTimeTree上に表示する機能があります。Googleカレンダーを直接つなぐのではなく、端末のカレンダーを経由する仕組みです。TimeTreeの設定でGoogleカレンダーが選択肢に出てこない場合は、この端末側の設定がまだ済んでいないことがほとんどです。

iPhoneの場合は、設定アプリの「カレンダー」からアカウントにGoogleを追加し、カレンダーの同期をオンにします。Androidの場合は、Googleアカウントのカレンダー同期がオンになっていれば端末のカレンダーに表示されます。そのうえでTimeTreeアプリの設定から、表示したい端末のカレンダーを選びます(メニューの名称や位置はアプリの更新で変わることがあります)。

この片方向連携を最大限活かすコツは、取り込む前にGoogleカレンダー側を一元化しておくことです。会社・副業・個人のアカウントが分かれたままでは、TimeTreeに映るのも一部の予定だけになります。タバカレのようなカレンダー統合サービスで全アカウントの予定を相互反映しておけば、TimeTreeにはあなたの本当のスケジュール全体が表示され、家族との予定調整も正確になります。

できないこと: TimeTreeの予定を仕事側に自動反映する

逆方向(TimeTreeに入れた予定をGoogleカレンダーや会社のカレンダーへ自動反映する)は、APIが存在しないため公式には実現できません。TimeTreeにしか入れていない家族の予定は、仕事側の空き時間判定に反映されない点に注意してください。

対策はシンプルで、「時間を確保したい予定は個人のGoogleカレンダーにも入れる」運用にすることです。個人のGoogleカレンダーに入れた予定は、タバカレが会社カレンダーへ「予定あり」ブロックとして自動反映するため、家族の予定で会議を入れられてしまう事故を防げます。

それでもTimeTreeの予定をGoogleカレンダーへ移したいときの回避策

自動同期はできませんが、手動・半自動で予定を移す方法は2つあります。

1件ずつコピーする。 TimeTreeの予定の詳細画面にあるメニューから、端末に登録したカレンダー(Googleアカウント)へ予定をコピーできます。件数が少なければこれが最も確実です。

月単位でまとめて転送する。 TimeTreeのWeb版で表示した月の予定をブラウザのブックマークレットで取り出し、Google Apps Script(GAS)経由でGoogleカレンダーに登録する方法が有志によって公開されています。無料で使えますが、実行は毎回手動で、繰り返し予定や招待者は転送されません。GASの公開URLを他人に知られるとカレンダーを書き換えられるため、URLの管理にも注意が必要です。GASでカレンダー連携を組むときの考え方と限界はGoogle Apps Scriptでカレンダー同期を自作する方法と、その限界にまとめています。

どちらも「一度移す」ための手段で、TimeTree側を後から更新しても追従しません。継続的に予定を合わせたいなら、前の節の運用(時間を確保したい予定はGoogleカレンダーにも入れる)のほうが手間は少なくなります。

方向方法自動化制限・注意点
Google → TimeTree端末のカレンダー経由で表示自動(端末が同期)表示のみ。TimeTreeの共有・参加者機能は使えない
TimeTree → Google予定を1件ずつコピー手動件数が多いと現実的でない
TimeTree → GoogleWeb版+ブックマークレット+GAS半自動(毎回手動で実行)繰り返し予定・招待者は非対応。GASのURL管理が必要
TimeTree ⇄ Google公式API(Connect App)2023年12月に終了。後継なし

表: 2026年9月時点で取れる手段。アプリの仕様は更新で変わることがあります

よくある質問

Q. TimeTreeのAPIは復活しますか? 2026年9月時点で、公式から後継APIや再開の発表はありません。終了の告知にも代替手段の案内はなく、API前提の連携を今から設計するのはおすすめしません。

Q. TimeTreeとGoogleカレンダーを完全自動で双方向同期する方法はありますか? ありません。Google → TimeTreeは端末経由で自動表示できますが、TimeTree → Googleは手動か半自動(GAS)の転送だけです。会議を入れられたくない予定は、最初からGoogleカレンダー側にも入れる運用が現状の最適解です。

Q. 「TimeTreeと自動同期」をうたうツールは使って大丈夫ですか? 公式APIがない以上、非公式な手段(Web版へのログインを代行するなど)に依存しています。ログイン情報を第三者に渡す形になるものは、TimeTreeの規約とアカウント保護の観点で慎重に判断してください。タバカレはTimeTreeには接続せず、Google・Outlookなど公式APIがあるカレンダー同士の同期に絞っています。

まとめ: 役割分担で考える

家族・パートナーとの共有はTimeTree、複数の仕事カレンダーの一元化とダブルブッキング防止はタバカレ、という役割分担が現状の最適解です。タバカレでGoogleカレンダーを束ねておけば、TimeTreeの外部カレンダー連携を通じて全予定をTimeTreeでも確認できます。タバカレはFreeプランでずっと無料で始められます。

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